ピットの好物はほるもんです in メタボ研究室

本ブログは製薬会社の研究者である筆者が【研究者としてよりよく生きていくための日々の学び】を綴る日記です。世界中の人々の健康に貢献するため、働きたいと考えています。現在、筋骨格系疾患に対応する薬の基礎研究を進行中。人生一度きり、太く、ユニークに生きたいと考えています。
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7/26/08 抄読会 

Charles MA et al.

PITX genes are required for cell survival and Lhx3 activation.

(Molecular Endocrinology 19: 1893–1903, 2005)

The PITX family of transcription factors regulate the development of many organs. Pitx1 mutants have a mild pituitary phenotype, but Pitx2 is necessary for the development of Rathke's pouch, expression of essential transcription factors in gonadotropes, and expansion of the Pit1 lineage. We report that lack of Pitx2 causes the pouch to undergo excessive cell death, resulting in severe pituitary hypoplasia. Transgenic overexpression of PITX2 in the pituitary can increase the gonadotrope population, suggesting that the absolute concentration of PITX2 is important for normal pituitary cell lineage expansion. We show that PITX1 and PITX2 proteins are present in similar expression patterns throughout pituitary development and in the mature pituitary. Both transcription factors are preferentially expressed in adult gonadotropes and thyrotropes, suggesting the possibility of overlap in maintenance of adult pituitary functions within these cell types. Double knockouts of Pitx1 and Pitx2 exhibit severe pituitary hypoplasia and fail to express the transcription factor LHX3. This indicates that these PITX genes are upstream of Lhx3 and have compensatory roles during development. Thus, the combined dosage of these PITX family members is vital for pituitary development, and their persistent coexpression in the adult pituitary suggests a continued role in maintenance of pituitary function.

(内容)
・Pitx family転写因子は多くの臓器で発生を調節する
・中でもPitx2は、ラトケ嚢の発達、gonadotropeにおける必須転写因子発現、Pit-1系譜において必要な転写因子である
・Pitx1とPitx2は下垂体の発達段階およびmatureな下垂体において同様の発現パターンを示した
・Pitx1とPitx2はadultのgonadotropeとthyrotropeに選択的に発現
・Pitx1とPitx2のdouble KOは重篤な下垂体形成不全とLhx3の発現抑制を呈した
・Pitx1とPitx2はLhx3の上流に位置する
・Pitx1とPitx2は下垂体発生において代償し合う

(コメント)
・下垂体発生研究の第一人者、Sally A. Camperのグループの2005年発表論文
・下垂体発生におけるPitxの役割の一端を示した
・Pitx2欠損は下垂体におけるcell deathを増加させ、過剰発現はgonadotropeの増加を示す
・Pitx1とPitx2は同一の発現パターンを示し、これらの合わさった発現量がLhxの発現や下垂体の発生においては重要
・Histologyの成績は目に訴えかけるものがあり、迫力がある
・Lhxの異常では頚椎の回旋異常がしばしば見られる
・一部のCPHDではLhxの変異がある

(課題)
・3年前の成績は古い
・最近の成績はどうか調べる



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[ 2008/07/26 15:55 ] 論文 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

山本 大輔

Author:山本 大輔
製薬会社 研究者
保健学博士

1981年長崎県生まれ
2005年臨床検査技師免許取得
2010年神戸大学 博士課程修了
2010年4月より現職

学生時代は下垂体前葉ホルモンの分泌機構や関連因子および栄養素の生体に及ぼす作用について研究していました。現在は内分泌代謝学の視点を基に、抗加齢学の観点から筋骨格系疾患に対応する薬の研究を行っています。

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